■ カーボンぶっ飛ばし 費用対効果はバツグン!

本来は、エンジンをまともにするには、エンジンオーバーホールと言う作業が、一番効果的で効率も良いのですが。それはそれで費用もかかります。そこで、「実験君」で試して効率が良く、効果が上がった「カーボンぶっ飛ばし作戦」でエンジンをリフレッシュしようと言う試みです。100%とまではいきませんが、復活させるエンジンリフレッシュメニューです。エンジンオーバーホールの前に、試してみる価値はあります!

■ カーボンぶっ飛ばし作戦の開始

そもそも一般的にカーボン付着は燃料やオイル成分の燃え残りが原因で、普通に車を使用しているだけで発生するものです。
チューニングをしている車に発生しやすいといったことではなく燃料が濃いめに設定されている車両や暖気せずにすぐに発進し低速での走行を続けているとカーボンが溜まりやすくなります。

いわゆるエコカーやハイブリッド車って実はカーボンが溜まりやすい車両なんですよ。そしてそのカーボンが溜まっていくとエンジン内部に溜まっているカーボンに燃料成分が付着して燃焼効率が低下しさらにカーボンが溜まりやすくなるという悪循環アツアツに熱せられたカーボンに不正着火してしまいノッキングが発生、ピストンリングの溝に溜まったカーボンの影響でシリンダー内部の密閉性が低下、こんな状況がエンジン内部で発生し結果、各気筒での燃焼状態にバラツキがでてきます。エンジンの打音や振動、アクセルフィーリングの悪化の原因もカーボンの蓄積だったんですよね。

■バルブ周りの清掃   ■エンジン燃焼室内とピストンリング類のカーボン除去     ■エンジン圧縮向上による中低速域のトルクアップ

本当は、イラストでも書けばよいのでしょうが、ちょっと難しくて作れないので、色々と書きますね。
それでは[カーボンぶっ飛ばし作戦] の作業工程のお話です。まずは、ご協力ください。

■ カーボンぶっ飛ばし大作戦 CCR1 (カーボンクリーン1)

アイドリング状態でインテークマニホールドからシリンダー燃焼室内へCCR1を送り込みます。CCR1注入の目的は、蓄積したカーボンデポジットにクラックを発生させ、その後のCCR2を浸透しやすい状況を作り出します。ファイバースコープで見てみましょう。薄いカーボン層はCCR1でも十分剥がれ落ちます。茶色になっている所が、除去された箇所になります。黒くなっている所は、厚いカーボン層なので、まだ除去できていません。 

左の写真のようなピストントップのカーボン層は、ブログの実験君でもご紹介しましたが、曲者で数種の溶剤を使ってテストしてみましたが、やはりクラックを誘発させた方が、効率よく除去できます。このピストンのクルマは、オイル継ぎ足しで走っていました。どえりゃカーボンたまっています。こすっても採れなかったですが、上の方のようになりました。

■ カーボンぶっ飛ばし大作戦 CCR2 (カーボンクリーン2)

CCR1でカーボン層にクラックを誘発させた状態で、CCR2を注入していきます。
具体的には、エンジンのプラグホールからCCR2を注入し、1~12時間(お車の状態にもよります)漬け置きします。ピストンリングの回復をも一緒にするような考え方なので、ピストンリングに付着しているカーボンや不純物もキレイにしちゃいましょう。ファイバースコープで見てみましょう。どうですか?キ・レ・イですよね!ただ、燃焼室のルーフ側には作用しずらいのですが、わずかですが燃焼室上部の汚れもぶっ飛んでくれます。

その後、CCR2を抜き取りドライスタートしないように金属表面改質剤を注入してからエンジン始動です。この時に、燃焼室内部の汚れを燃やしながらぶっ飛ばしていきます。
ただ残念なのが、水平対向エンジンやV型エンジンやロータリーエンジンの皆様には効果的に行うことができません、ゴメンンサイ。

■ カーボンぶっ飛ばし大作戦 終了間近

さて、カーボンぶっ飛ばし大作戦も終了間際です。エンジン始動によってCCR2で取り除いたカーボンや汚れは、オイルへも入っていきます。
これから始めるのは、フラッシングを兼ねてお客様に走りながらフラッシングをやっていただきます。
普通のオイル交換では、MAGICALオイルや無印スーパーオイルフイルターを使用しますが、ここでは、通常のオイルフイルター(カートリッジタイプ)とフラッシングを兼ねたエンジンオイルを交換させていただきます。

3気筒 660ccエンジン
19620円~

4気筒 エンジン
1500ccまで

25920円~

4気筒 エンジン
2000ccまで
27000円~

6気筒エンジン
38880円~

+エンジンオイル+エレメントです。

どうですか?変わったのが解りますね!そうです!これが [カーボンぶっ飛ばし大作戦] です。
気になる作業費用ですが  基本4気筒エンジン 作業時間:3~12時間ほど

ヘッド上部にパイピングやその他のパーツが付いているとか、6気筒エンジンの場合は別途工賃が追加になります。
お車の状態によっては、作業時間が変わる場合があります。
水平対向エンジン・V型エンジン・ロータリーエンジンは、この作業ができませんご理解ください。
オイル漏れ等がある場合は、圧力漏れがありますから、最初にその箇所の作業を優先しましょう。
せっかく外します、プラグ交換をオススメいたします。
さあ、オーバーホール!のその前に、カーボンぶっ飛ばし大作戦を試してみるのもいい手だとおもいます!

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