スイフトスポーツ ZC33SにハイブリッドカーボンLSD 30kgmを組んだ

ATSカーボンLSDは賛否両論がありますが、最初のナラシが肝心です。

今回の車両は、人気が上昇中のスズキ スイフトスポーツ zC33Sです。前回はクスコ2wey調整のダンパーを装着して快適なスポーツドライブを楽しんでいますね。

CB365に来る前には、モンスターさんでマフラーとECUを変えてきたようで、やはりLSDがと言うことになりました。

今回のATSLSDは「カーボンハイブリッド LSD」 イニシャルトルク30kgm タイプを装着します。

メンバーとステアリングラックを一緒に降ろしておかないとミッションが降りませんので少し時間がかかります。

降りてくれたミッションです。

 

さてこれからミッションを割って(スイカ割りのように棒きっれで割るのではないですよ)

ここから純正デフを取ってリングギアを外して・・と

カーボンLSDにリングギアを移植して一旦イニシャルトルクを確認して組み上げていきます。

 

せっかくメンバーを降ろしているのでリジカラも一緒に組みましょうか。

 

また、熱くなってきているので、水温管理もしっかりとしておきたいので、ローテンプサーモとPPCブルーを入れて

このおクルマの弱点でもあるタービンの熱を逃がせるようにとこの二つは必需品なのです。

さて、ミッションも載せてオイル入れて、試運転をしてオーナーさんに引き渡しですが
ちょっと待った!!ここからが肝心です。

LSD全般に言えることですが、ナラシをきちんとしないと良いことはないです。諸説あるでしょうが、今回はカーボLSDについてのCB365流ナラシの仕方です。
オーナーさんには十分すぎるぐらいのご説明はしておきます。

最初の250~300kmで1度、オイル交換をしてもらいます、LSDが作動した時に出てくるいらないものを出してます。その後、250~300kmで再度オイル交換をします。これを3回繰り返し計4回のオイル交換をしてナラシ終了とします。
ナラシ中の使用するオイルはカーボンLSDなのでATS85w90を使います。なぜかって言うとカーボンLSDはオイルとの相性があります。ですからナラシ期間中はATSギアオイルを使用してしっかりナラシを終わらせ、その後どのオイルを使用するかをオーナーさんと決めていきます。

また、他メーカーさんのオイルに変えて何か変な変化が現れた場合は、即刻入れ替えます、そうしないとカーボンLSDの中でプレートに何かが起こることがあるので、オーナーさんには口が酸っぱくなるくらい言いまくっています。

その後は、普通に乗られているのなら3000kmごとにオイル交換ですが、サーキット走行をしたらその後はすぐにオイル交換をしてもらいます。

そうなんです。いかにオイル交換が大切かっていうことですよね。楽しく!速く!大切に乗ってください!!

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