手動ドアミラーの修理でここまで感動したことはあっただろうか?
- 作成者: boss_kaneko
- カテゴリー: ぼちぼちBLOG, 作業
最近のクルマは電動格納ミラー、でも少し古いクルマは手動式もあった。
ドアミラーがカチッとテンションがかからず「ぶらっぶら」と
しかし困ったことに、この車のミラー関係の部品はもうない。
デーラー工場長に聞いても、アッセンブリー交換をしたことはあるけど、分解して直したことは全くないとの返事。
そうか、おやじもこんな事したことわないな。でも、「ぶらぶら」だといけないので分解してみますか。
ドアミラー単体は、ナット3個で止まっているだけなので、割と簡単に外せた。
ところが、ミラー板が硬くて(多分古くてプラスチックが固まったような)ヒートガンを出してきて、
すこし温めて柔らかくなったなって、感じの時にボッキと?折れた?いやいや折れていない。良かった!
カバーも外して、何か外れている?Eリングが吹っ飛んでいました。Eリングが刺さっている箇所は、
変形していて同じ位置ではまた飛ぶな。と言うことで、軸受けを修正してみて、Eリングの仮止をしてみたけど
少し向きを変えてあげないと同じように飛ぶと判断。
さて、組み上げてみようかと思いましたが、スプリングをどのように縮めていけば良いのか?
しゃこ万の大きいタイプをバイスに挟んで、ミラーベースをしゃこ万で挟んで・・・
しかし。スプリングシートの受けを?ない?何か使えるものわっと・・・
中空のパイプ?でもサイズは合うものがない・・ましてや外側からEリングをはめるためには、入口の空間がないとダメ。
何かないか?プレス用治具棚のところになぜか変なリングが?ちょうど高さもいい感じだし、ちょっと大きいが入口の空間を
作るのに切ってまげてと、サイズはぴったりEリングも入る入口になってこれならOKと?思いきや
バッキンと飛んだ・・少しリングを修正して組んだら、またまたバッキンと飛んだ・・3回目の正直でカチッと入った。
でも、油断は禁物です。すぐ溶接機を作動させて、バチバチと点付け!ドウダー!
後はグリスアップしたり調整バーを組んでカバーを付けて、ミラーを割らないように組付けて完成!パチパチパチ
後はドアに組んで、おそるおそる前後に動かして、大丈夫そう。まあ、苦労して組み上げたけど、
部品がないのは仕方がない。でもね、中古ミラーが安く買えるんならその方が楽ですよ~!
手動ドアミラーで、ここまで感動したことはあっただろうか?古いお車でも、何とかなりそうなものですね。
症状によっては、お見積りができず作業を進めさせていただくこと、ご了承下さいね。
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