往年の名車が足回りの見直しで、少しだけ蘇る 

1983年 - 1988年にかけて発売された4代目シルビア

スーパーシルエットフォーミュラに参戦したりサファリラリーにも参戦したりと
この当時では有名なクルマでしたね。

さて、今回のS12は、あまりのも車高が違い高さがちくはぐになっていたので、足回りの手直しとうことでご入庫しました。
ただ、部品はものすごく少ないのですが、オーナー様があれこれと持ってきていただき取付をさせていただきました。

フロントはスピンドルタイプなので、キャリパーは避けておいてロータだけ付けておいて(ハブガタが無いので)
外しましたが、やっぱり重かった!

フロントはカートリッジタイプを使い低圧オイルダンパーです。このダンパーは伸びてはきませんので組む時はうまく組まないといけません。
リアは、スプリングはスプリングコンプレッサーを使って出ないとショックだけ外しても取れてきません。

 

パーキングブレーキのサイドワイヤーも交換してと思ったら、パーキングレバーにワイヤはリベット止めになっています。
部品検索しましたが、部品番号はわかったのですが、もうないようで、何とかワイヤーがレバーに装着できるように
加工などして、後はアライメントを調整してOKかなって思ったのですが、やはり一癖ありました。

どうもフロントのスピンドルが少し曲がっているようで、キャンバーがうまく合わない、
アッパマウントはもう部品としては無いので、オーナー様がピロアッパマウントを用意してくれたのですが、
そろえることができず、数値は普通の数値にしてトー角を揃え、リアはトー調整ができるお車なので、何とかいい感じで走れるようになりました。

だいぶ、部品がなくなってきていますこのお車ですが、ダンパーも次回は作ってしまう方が良いかなと思います。

まだまだ元気な12シルビアです。

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